もともとつらつら思考録

浪人生が日に思った事とかを書く(主に読書記録)

日本史とか世界史とか

ブログの更新をすっかり忘れていた(受験生なのだし当然か)。自分は文系高校生で、世界史を選択しているのだが、これがとても面倒くさい。日々暗記に追われる中で、本を読んだり、ブログを更新する暇が無かったということで許して下さい。

世界史は社会科の選択科目の内の1つで、他に日本史・地理・倫理政経とあるが、多くの学生は、日本史と世界史のそれぞれ片方しか受験で使わない(僕もだが)。それはとてももったいないことだと、先日とある本を読んで思った。

経済史入門―経済学入門シリーズ (日経文庫)

経済史入門―経済学入門シリーズ (日経文庫)

経済史に主眼を置いたこの本は、西洋的な視点にとらわれず、かつ"非西洋"である日本がなぜアジアの中で真っ先に経済成長出来たかについて述べられている。

この本の語る歴史は、日本史や世界史といった枠にとらわれておらず、鎌倉時代元寇江戸幕府、イギリス、西洋東洋など様々な要素が絡み合った、正しくグローバルなものだ。

こういう本を読むと、世界史・日本史といった日本の教育の為に作られた枠組みだけでなく、「人類史」といったようなもっと広い枠組みでの歴史について勉強したくなる。

文科省主導の高大接続システム改革会議では、高校教育の改革として、「歴史総合」という科目が挙げられていた。「自国のこととグローバルなことが影響しあったりつながったりする歴史の諸相を近現代を中心に学ぶ」とある。この科目の実現と、歴史のつながりが意識された、暗記ゲームではない歴史教育が始まることを切に願っている。

参考リンク:文科省・高大接続システム改革会議

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/064/index.htm