もともとつらつら思考録

浪人生が日に思った事とかを書く(主に読書記録)

雑感

童貞でも「純愛と性愛」論争がしたい!

電車内の、映画(小説原作)の公告にこんなものがあった。 「もう一度泣きたい人は書店へ」 この広告のセンス自体は置いておくとして、今日のテーマは、社会と性愛だ。 ブラスト公論 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない[増補新装版] 作者: 宇多丸 出版社/…

懺悔と見せかけて宣戦布告:センター試験の休憩時間に中原中也を読むタイプの人間

無事、センター試験が終了したわけですが、受験は続くよどこまでも。実際は2月の半ばで終わりなのですが、葉隠的生き方とは程遠い「入試のための勉強」には、何だか毎日脳細胞が死滅していってるようでもう疲れてしまいました。 タイトルにもある通り、僕は…

2016年の自分を一月一冊で振り返る:そして2017年へ

日ごろからつけている読書ノートを頼りに、2016年の読書遍歴と、どのように興味が変わっていったかを、そして2017年に読みたい本や学びたい学問の分野を書き起こす。 なお基本古本しか読まないうえ、ネットとかで評価されている本しか読まないので今年出た本…

学ばなければ道は見えないのか:赤本の裏表紙問題

玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らず受験生必携の赤本(教学社より)の裏には、中国の古典である『礼記』よりこんな言葉が引用されている。受験期間中(勉強しているとは言っていない)はブログの更新をやめておこうと思っていたのだが、この言葉を…

ともだち教国家

※『20世紀少年』とこの記事は関係ありません『ともだちはいいもんだ』という歌がある。小学生の頃、クラスで合唱した覚えがあるが、その歌詞が今考えるととんでもないものだった。「ともだちはいいもんだ目と目でものが言えるんだ(中略)いつでもどこでも君を…

まだまだ読書と知識の話

26世紀青年 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン発売日: 2009/10/02メディア: DVDこの商品を含むブログを見る 『26世紀青年』という、余りにもアホな邦題(原題は『idiocracy』で、直訳すると『アホ主義』といったと…

合理的に好き

「生理的に嫌い」というフレーズは使い古されてるだけあってやはり便利なもので、「嫌い」というネガティヴな感情に理由付けをしなくて済む。この生理的に嫌われる要素を挙げてみると、例えば顔とか清潔感とかオーラとかだったりするわけで、それは天が与え…

また読書と知識の話

東京に行くと、大きな書店へと行くのがすっかり慣習になってしまっていた。御茶ノ水の三省堂書店、新宿の紀伊国屋、渋谷のジュンク堂書店などなど様々だが、行くたびに、ここにある本をすべて読むことは絶対に出来ないのだなと感じる。むろん、アレクサンド…

神と紙、どっちのせいか?

塾の世界史の先生(以下先生)に「教科書を2冊並べて、比べ読みしてみるといいですよ」と言われたので、学校で使っていた山川出版社の『詳説世界史B』と、先生オススメの帝国書院より『新詳世界史B』を比べ読みしてみた。すると、同じ教科書なのに記述の仕方が…

「みんな」はどこにいる

50歳近くの先生曰く、80年代、松田聖子の楽曲は、ミリオンを達成していなくても「みんな」知っていたらしい。時が経つにつれ、ミリオンを達成した楽曲も、一部の人しか知らなくなり、いわゆるAKB商法のような本当にその音楽家(広義)のオタクしか楽曲を知らな…

日本史とか世界史とか

ブログの更新をすっかり忘れていた(受験生なのだし当然か)。自分は文系高校生で、世界史を選択しているのだが、これがとても面倒くさい。日々暗記に追われる中で、本を読んだり、ブログを更新する暇が無かったということで許して下さい。 世界史は社会科の選…

読書と知識の問題

先日、授業でグループ討論をした時、自分が「〜〜みたいな事をこの前本で読んでですね」と言ったら「本かよ」「自分の意見じゃないんかい」と言われた。自分の発言も今思えばおかしいが、向こう方の発言でふと考えが浮かんだので晒してみる。 読書(別にネッ…